建築士でもやらかした…自分の部屋の家具のサイズを測り間違えた衝撃の理由
正直に告白します。私、建築士なんです。でも、やらかしました。自分の部屋に置く家具のサイズを測り間違えて、配送当日に絶望を味わったんです。
まさか自分が、です。仕事では図面を引いて、ミリ単位で寸法を気にして、クライアントには「搬入経路の確認は必須ですよ」なんて偉そうに言ってるのに。
この失敗、本当に恥ずかしくて誰にも言えませんでした。でも、同じ過ちを犯す人を一人でも減らせたらと思い、今回は赤裸々に語ることにしました。
建築士という肩書きがあっても、いや、あるからこそ陥る罠があるんです。
プロの過信が招いた落とし穴?「目測でいける」という油断が生んだ計測ミス
事の発端は、オンラインショップで一目惚れした大型の本棚でした。幅180cm、奥行45cm、高さ210cmという、なかなか存在感のあるサイズです。
普段から図面を見慣れている私は、「これくらいのサイズ感なら余裕で入るだろう」と高を括っていました。部屋の寸法も大体頭に入っているつもりでしたし、何より「建築士だから大丈夫」という根拠のない自信があったんです。
そう、メジャーで測らなかったんですよ。目測で判断してしまったんです。
今思えば、これが最大の失敗でした。仕事では絶対にやらないことを、自分の家だからと気を抜いてしまったんです。
プロだからこそ「これくらい分かる」という慢心。これが一番危険だと、身をもって知ることになりました。
図面上の有効寸法と現場実測の罠!巾木やドアノブの出っ張りを見落とした盲点
さらに私が見落としていたのが、「有効寸法」という概念です。
建築の世界では、壁から壁までの距離を「内法寸法(うちのりすんぽう)」と呼びます。でも、実際に家具を置くときに重要なのは、そこから巾木(はばき)の出っ張りを引いた「有効寸法」なんです。
巾木って、床と壁の境目にある、あの帯状の部材のこと。だいたい1cmから2cmくらい壁から出っ張っているんですが、これが意外と曲者なんです。
私の部屋の場合、巾木が1.5cmほど出ていました。これを両側で考えると、3cm分の幅が実質使えないことになります。
さらに、ドアノブの出っ張りも計算に入れていませんでした。レバーハンドルって、閉じた状態でも壁から5cmくらい飛び出してるんですよね。
こうした細かな要素を全部無視して、「壁から壁まで2m50cmあるから大丈夫」と思い込んでいたんです。
実際には、有効寸法は2m41cm程度しかなかったというオチです。
絶望の瞬間!お気に入りの大型家具が入り口で完全にスタックした様子
配送当日の朝、私はワクワクしていました。新しい本棚が届く、部屋の雰囲気が変わる、そんな期待に胸を膨らませていたんです。
そして配送業者の方が到着。梱包された状態で見ると、「あれ、思ったより大きいな」という予感はありました。
玄関から部屋までの廊下を運んでもらい、いざ部屋のドアを通そうとした瞬間。
「あの、これ…入らないですね」
配送業者の方の一言が、私の希望を打ち砕きました。
ドア枠の幅は75cm。本棚の幅は180cmですが、奥行が45cmもあるため、斜めにしても通らないんです。対角線の長さを完全に失念していました。
数学の授業で習った「三平方の定理」、まさかこんなところで思い出すとは。√(180²+45²)で計算すると、約185cm。ドア枠の高さは190cmあったものの、斜めに傾ける角度を考えると、物理的に無理でした。
その光景は、まさに絶望そのもの。廊下に横たわる巨大な梱包、困惑する配送業者、そして青ざめる私。
建築士としてのプライドが、ガラガラと音を立てて崩れていく音が聞こえた気がしました。
ドアを通らなかった話の全貌!搬入不可で直面した絶望的な状況と当日のパニック
冷静さを失いかけた私でしたが、なんとか頭を切り替えて対処法を考え始めました。でも、現実は厳しかったんです。
配送業者も苦笑い?玄関先で立ち往生した巨大なソファ(棚)との格闘
配送業者の方は、プロとして色々な方法を提案してくれました。「もう少し角度を変えてみましょうか」「こっちから押してみます」と、汗をかきながら格闘してくれたんです。
私も一緒になって押したり引いたりしましたが、物理法則には逆らえません。どう頑張っても、あと5cmが足りないんです。
30分ほど試行錯誤した後、配送業者の方が苦笑いしながら言いました。
「お客様、建築関係のお仕事されてるんですよね?こういうの、よくあるんですよ。プロの方ほど、逆に自分の家のことは測らないんです」
その言葉が、妙に心に刺さりました。
彼らは年間何百件も配送していて、「入らない」というケースを数え切れないほど見てきているそうです。そして、驚くことに、建築やインテリア関係の仕事をしている人が結構な割合でいるとのこと。
「分かっている」という思い込みが、最大の敵だったんです。
分解できない、吊り上げも不可!建築士としてのプライドが崩れ去った瞬間
次に考えたのは、「分解できないか」という方法でした。でも、この本棚、デザイン性を重視した一枚板の側板構造。ネジで組み立てるタイプではなく、工場で接着された完成品だったんです。
「吊り上げはどうですか?」と、藁にもすがる思いで聞いてみました。
しかし、私の部屋は5階。ベランダから吊り上げるには、クレーン車が必要です。配送業者の方に聞くと、別途5万円以上かかるとのこと。
しかも、マンションの管理規約で事前申請が必要で、最短でも1週間後になるそうです。
窓からの搬入も検討しましたが、窓枠のサイズも測っていなかった私。確認すると、こちらも数センチ足りませんでした。
あらゆる選択肢が閉ざされていく中で、私の中の建築士としてのプライドは完全に崩れ去りました。
こんなに無力感を感じたのは、久しぶりでした。仕事では「搬入計画」を立てて、クライアントに説明する立場なのに。
最終手段は返品か解体か?現場で迫られた究極の選択と判断の裏側
配送業者の方から、「どうされますか?」と聞かれました。選択肢は主に3つでした。
1. 返品する
往復の送料と返品手数料がかかりますが、もっとも確実な方法です。ただし、この家具、セール品で返品不可の表記があったことを思い出しました。
2. その場で解体する
のこぎりで切断すれば、部屋には入れられます。でも、せっかくの新品が台無しです。それに、解体した後の処分費用もかかります。
3. 後日クレーンで吊り上げ
追加費用5万円以上、日程調整が必要、管理組合への申請も必要。
どれも辛い選択でした。悩みに悩んだ結果、私は返品を選択することにしました。
ショップに電話して事情を説明すると、「搬入不可の場合は返品可能」という神対応。送料は自己負担でしたが、商品代金は返金してもらえることになりました。
結局、その日は家具を配送センターに持ち帰ってもらい、返品手続きを進めました。
楽しみにしていた部屋の模様替えは、あえなく白紙に。疲労と虚無感だけが残りました。
この経験、建築士として恥ずかしい失敗でしたが、大きな学びにもなったんです。
家具のサイズ選びで失敗しないために!プロが教える「搬入経路」確認の鉄則
この苦い経験から、私は家具選びの際の「搬入経路確認」の重要性を痛感しました。プロとして、改めて基本を見直すことになったんです。
有効開口寸法を正しく把握!ドアの厚みや廊下の曲がり角を計算に入れる方法
まず覚えておいてほしいのが、「開口部の有効寸法」という考え方です。
ドア枠の内寸を測るだけでは不十分なんです。実際に家具が通過できる幅は、そこからさらに引き算が必要です。
確認すべきポイント:
- ドア枠の内寸:左右の枠の内側同士の距離
- ドア本体の厚み:開けた状態でも壁から出っ張る部分
- ドアノブの出っ張り:レバーハンドルで約5cm
- 巾木の厚み:床面から1〜2cm程度
- 廊下の幅:曲がり角では対角線の長さが重要
特に見落としがちなのが、廊下の曲がり角です。まっすぐ運べる場合は問題なくても、90度曲がる必要がある場合、家具の対角線の長さがポイントになります。
計算式としては、√(幅²+奥行²)で対角線を出して、それが廊下の幅と高さの範囲内に収まるか確認する必要があります。
私の場合、この対角線の計算を完全に忘れていました。建築士なのに、三平方の定理を実生活で使うことを失念していたんです。
公式サイトに載っていない情報の重要性!梱包サイズと本体寸法の違いに注意
もう一つ重要なのが、「梱包サイズ」と「本体寸法」の違いです。
オンラインショップの商品ページには、たいてい本体寸法が記載されています。でも、実際に配送されてくるのは「梱包された状態」なんです。
梱包材の厚みが加わると、各辺に5〜10cmほど大きくなることが多いです。
さらに、組み立て式の家具の場合、梱包サイズは意外とコンパクトになっていることがあります。これは搬入には有利です。
一方、完成品の家具は、梱包サイズ≒本体サイズとなり、さらに保護材で若干大きくなります。
私が購入した本棚は完成品だったため、梱包後のサイズが想定より大きく、それも搬入失敗の一因でした。
購入前には、必ず以下を確認しましょう:
- 本体寸法(幅×奥行×高さ)
- 梱包寸法(可能であれば)
- 組み立て式か完成品か
- 分解可能か
特に高額な家具を買う場合は、ショップに電話して「搬入経路が狭いのですが、梱包サイズを教えてください」と聞くのがベストです。
恥ずかしがることはありません。私のように失敗してからでは遅いんです。
メジャー(コンベックス)の正しい使い方!数センチの誤差が命取りになる理由
測定の基本に立ち返りましょう。メジャー(建築業界ではコンベックスと呼びます)の使い方、意外と知られていないコツがあるんです。
正確に測るためのポイント:
1. 金属部分のフックの遊び
メジャーの先端の金属フック、実は少し動くようになっています。これ、不良品じゃないんです。押し当てて測る場合と、引っかけて測る場合で、フックの厚み分を自動調整する機構なんです。
2. 目盛りの読み方
目盛りは真上から垂直に見ましょう。斜めから見ると、1〜2mmの誤差が出ます。
3. たるみに注意
長い距離を測る場合、メジャーが途中でたるむと実際より短く測定してしまいます。できれば2人で測る、または途中で支点を作りましょう。
4. 壁の凹凸を考慮
壁紙の凹凸や、塗り壁の場合は数ミリの凹凸があります。最も出っ張っている部分を測るのが基本です。
私の失敗は、そもそも測らなかったことが最大の問題でしたが、仮に測っていても、これらのポイントを無視していたら誤差が生まれていた可能性があります。
「だいたい」ではなく、「正確に」測る。これが搬入成功の第一歩です。
数センチの誤差が、搬入可能と不可能を分けるんです。特に、ギリギリのサイズを選ぶ場合は、5cm以上の余裕を持つことをお勧めします。
失敗から学んだ教訓!建築士が自室のインテリア計画で進化したポイント
この失敗、当時は本当に落ち込みましたが、今では貴重な経験だったと思えるようになりました。むしろ、この経験があったからこそ、仕事でもより慎重になれたんです。
失敗は成功の基?この経験を経て「現場調査」の精度が劇的に上がった話
家具の搬入失敗事件の後、私は仕事での「現場調査」の方法を根本から見直しました。
クライアントの住宅を設計する際、以前は図面上の寸法確認がメインでした。でも今は、必ず現地で実測し、写真を撮り、搬入経路まで細かくチェックするようになったんです。
特に、リノベーション案件では既存の寸法が図面と異なることが多いです。築年数が経っていれば、建物の歪みや床の傾きも考慮する必要があります。
自分の失敗体験をクライアントに話すことで、「この建築士、信頼できるな」と思ってもらえることも増えました。
「実は私も失敗したことがあって…」と正直に話すと、クライアントも安心して相談してくれるんです。
完璧な人間はいません。でも、失敗から学んで改善する姿勢が、プロとしての信頼につながると感じています。
最新の3Dスキャンアプリも活用?2026年版・ミスを減らすデジタル計測術
2026年の現在、テクノロジーも進化しています。私が最近活用しているのが、スマートフォンの3Dスキャンアプリです。
iPhoneのLiDARセンサーや、Androidの一部機種に搭載されているTOFセンサーを使えば、部屋全体を3Dスキャンできるんです。
おすすめアプリ:
- Polycam:iPhoneのLiDARを活用した高精度スキャン
- RoomScan Pro:部屋の寸法を自動測定
- MagicPlan:間取り図を自動生成
これらのアプリを使えば、数分で部屋の正確な3Dモデルが作れます。そこに購入予定の家具を配置してシミュレーションすることも可能です。
搬入経路も可視化できるので、「ここで引っかかるかも」という事前予測ができるんです。
もちろん、完全にアプリ任せにするのは危険です。最終的には実測で確認することが重要ですが、事前チェックとしては非常に有効です。
私は今、クライアントとの打ち合わせでもこれらのアプリを活用しています。言葉だけでは伝わりにくい空間イメージを、3Dで見せることで理解が深まります。
テクノロジーを味方につけることで、失敗のリスクを大幅に減らせる時代になったんです。
読者へのアドバイス!「自分だけは大丈夫」と思っている人ほど確認を徹底すべき理由
最後に、この記事を読んでくださっている皆さんへ、お伝えしたいことがあります。
「自分だけは大丈夫」と思っている人ほど、失敗のリスクが高いんです。
私がまさにそうでした。建築士という肩書きに甘えて、基本的な確認作業を怠った結果、恥ずかしい失敗をしました。
特に、以下のような人は要注意です:
– DIYが得意で、空間感覚に自信がある人
→ 目測の精度には個人差があります。必ずメジャーで測りましょう。
– 過去に家具購入で失敗したことがない人
→ それはたまたま運が良かっただけかもしれません。次も成功する保証はありません。
– 「だいたいこれくらい」で判断する癖がある人
→ 家具購入では「だいたい」は通用しません。正確な数値が必要です。
– 高額な家具を購入予定の人
→ 失敗した時のダメージが大きいです。慎重すぎるくらいでちょうどいいです。
確認作業は面倒に感じるかもしれません。でも、搬入当日に絶望する時間とストレス、返品や処分の手間とコストを考えれば、事前の10分の計測作業なんて些細なことです。
むしろ、事前にしっかり測って、「これなら絶対に入る」という確信を持って購入する方が、安心して当日を迎えられます。
家具が無事に部屋に収まった時の達成感は、格別ですよ。
まとめ:建築士でも家具のサイズを測り間違えた経験は、最高の学びになった
長々と私の失敗談を読んでいただき、ありがとうございます。
建築士という専門職でありながら、自分の部屋の家具選びで大失敗した経験。当時は本当に恥ずかしくて、誰にも言えませんでした。
でも今振り返ると、この失敗があったからこそ、プロとしての意識が変わったんです。
この経験から学んだこと:
✓ プロこそ基本に忠実であるべき
専門知識があるからこそ、基本的な確認作業を怠ってはいけない。
✓ 「だいたい」は通用しない
数センチの誤差が、搬入の成否を分ける。正確な計測が全ての基本。
✓ 有効寸法という概念の重要性
壁から壁までの距離ではなく、実際に使える寸法を把握する。
✓ 搬入経路の事前確認は必須
ドアの幅だけでなく、廊下の曲がり角、対角線の長さも計算する。
✓ テクノロジーを活用する
3Dスキャンアプリなど、便利なツールを積極的に使う。
✓ 失敗を恐れず、失敗から学ぶ
完璧な人間はいない。大切なのは、失敗を次に活かすこと。
この記事が、これから家具を購入しようとしている誰かの役に立てば嬉しいです。
特に、「自分は大丈夫」と思っているあなた。私みたいに後悔しないために、念には念を入れて確認してください。
メジャー片手に、部屋中を測りまくりましょう。それが、理想の部屋作りへの第一歩です。
そして、もし失敗してしまっても、それは終わりではありません。私のように、その経験を糧に成長できるはずです。
家具選びも、人生も、失敗から学ぶことの方が多いのかもしれませんね。
皆さんの家具選びが成功することを、心から祈っています!