一級建築士試験を受けようと決意したあの日のこと、今でも覚えています。私も最初は「過去問を回せば何とかなる」と甘く考えていました。でも実際に受験してみて痛感したんです。この試験、合格率約10%という数字が示す通り、本当に厳しい戦いなんだって。
今日は、私自身の失敗体験や、周囲の受験生が陥った落とし穴を振り返りながら、これから受験される方に「こんな失敗だけはしないでほしい」という思いを込めて書いていきます。
1-1. 学科試験を軽視して不合格になる人の共通パターン
「学科は通過点」「製図が本番」という言葉を、私も何度聞いたことか。確かに製図試験は重要です。でも、この考え方が落とし穴になるんです。
学科試験で不合格になる人には、はっきりとした共通パターンがあります。それは「得意科目だけで点数を稼げばいい」という発想です。
私の知人は施工が得意で、いつも高得点を取っていました。でも構造が苦手で、ずっと後回しにしていたんです。結果、本試験では構造が足切りライン(基準点)を下回って不合格。総合点は合格基準を超えていたのに、です。
一級建築士試験は5科目すべてに足切りラインが設定されています。1科目でも基準点に達しなければ、即不合格。この現実を軽視すると、どれだけ得意科目で点を取っても意味がないんです。
また、過去問を「解いた気になっている」人も危険です。答えだけを覚えて満足し、なぜその答えになるのかを理解していない。こういう勉強法だと、少し問題の言い回しが変わっただけで対応できなくなります。
出題パターンの理解が浅いまま本試験を迎えると、再現性不足で痛い目を見る。私もそうでした。
1-2. 働きながら合格を目指す社会人が直面する「時間不足」の罠(学科だけでも1,000〜1,500時間が必要とされる)
仕事をしながらの受験勉強。これが本当にきつかったです。朝は7時に家を出て、帰宅は夜9時過ぎ。そこから勉強しようとしても、疲れて机に向かえない日が続きました。
学科試験だけでも1,000〜1,500時間の学習が必要と言われています。製図を含めると、さらに数百時間が上乗せされるわけです。これを働きながら確保するのは、想像以上に大変でした。
多くの社会人受験生が陥る罠があります。それは「平日は無理だから週末にまとめてやろう」という考え方です。私も最初はそうでした。でも、週末だけでは絶対に時間が足りません。
通勤時間、お昼休憩、寝る前の30分。こうしたスキマ時間を徹底的に活用しないと、必要な学習時間には到達できないんです。スタディングのようなスマホで学べる教材が支持されているのは、まさにこのためだと思います。
私の場合、通勤の電車で1問1答アプリを解き、昼休みに過去問の解説を読み直す。こうしたスキマ時間だけで、1日2〜3時間は捻出できました。これを積み重ねることでしか、社会人は戦えないんです。
1-3. 受験ブログから紐解く、独学受験生が迷走しやすい局面・判断ミス
独学で挑む人ほど、ある時期に迷走するという現象があります。私もそうでした。特に6月頃、試験1ヶ月半前になると、急に不安になるんです。
「この勉強法で本当に大丈夫なのか?」
「他の人はもっといい方法を知っているんじゃないか?」
こういう不安から、次々と新しい教材に手を出してしまう。模試の結果に一喜一憂して、勉強のリズムが崩れてしまう。これが典型的な迷走パターンです。
ある受験生のブログには、こんな体験が書かれていました。6月に受けたTACの模試で思うように点数が取れず、焦って模試の復習に何日も費やしてしまった。正解した問題まで細かく見直し、ノートまとめに時間をかけすぎた。結果、過去問の回転が止まり、本試験に間に合わなかったそうです。
独学の難しさは、軌道修正のタイミングを自分で判断しなければならない点にあります。資格学校なら講師がペース配分を管理してくれますが、独学ではそれができません。
だからこそ、最初に立てた勉強計画を信じて、ブレずに続けることが重要なんです。
2-1. 過去問の「答え」だけを暗記して、出題パターンの理解が浅いまま本番を迎える再現性不足
私がやってしまった最大の失敗がこれです。過去問を5周、6周と回しているうちに、問題文の最初の数行を読んだだけで「あ、これは正解3だ」と答えが分かるようになってしまったんです。
でも、それは本当に「理解」していたわけじゃなかった。ただ答えのパターンを覚えていただけだったんです。
本試験では、過去問と似た内容でも、語句が一部変わっていたり、問われ方が少し違ったりします。そうすると途端に分からなくなる。「見たことある問題なのに解けない」という最悪の状況に陥りました。
過去問の勉強で大切なのは、正解だけでなく、なぜ他の選択肢が間違いなのかまで理解することです。解説を読んで「なるほど」と思うだけでは不十分。自分の言葉で説明できるレベルまで落とし込む必要があります。
構造や施工の問題では特にそうですが、単なる暗記では対応できない、体系的な理解が求められる問題が多いんです。
2-2. ノートまとめやインプットに時間をかけすぎて、問題演習・アウトプットが不足する
きれいにまとめられたノートを見ると、何だか勉強した気になりますよね。私もそうでした。色ペンを使い分けて、図も描いて、完璧なノートを作ることに満足感を覚えていました。
でも、これが大きな落とし穴だったんです。
ノートまとめは作業に過ぎません。それ自体が「勉強」になっているかというと、疑問です。特に試験直前期にノートまとめに時間をかけるのは、完全に間違っていました。
一級建築士試験で求められるのは、知識を整理する力ではなく、問題を解く力です。つまりアウトプットなんです。インプットに時間をかけすぎると、肝心の問題演習が不足してしまいます。
私の知人は、施工のノートを学習ノート1冊分にまとめ上げました。確かに見やすくて素晴らしい内容でした。でも、そのノートを作るのに何十時間もかけていたんです。その時間を過去問演習に使っていれば、もっと点数は伸びたはずです。
もちろん、要点を整理することは大切です。でも、直接問題集や解説ページに書き込んだり、付箋を貼ったりするだけで十分。わざわざ別のノートに清書する必要はないんです。
2-3. 得意科目に偏り、「総点」と「科目ごとの基準点(足切り)」を軽視して痛い目を見る
これは本当によく見る失敗パターンです。施工が得意だからそこで稼ごう、法規はまあまあ取れるから構造は捨ててもいいかな、という考え方。
でも、一級建築士試験では総点だけでなく、科目ごとの足切りライン(基準点)が設定されています。1科目でもこのラインを下回れば、即不合格です。どれだけ他の科目で高得点を取っても、意味がないんです。
実際に、総合点が合格基準の90点を大きく上回る110点を取りながら、構造だけが基準点に達せず不合格になった受験生を知っています。本人も「まさか」という状況だったと言っていました。
得意科目を伸ばすのは大切ですが、苦手科目を放置するのは危険すぎます。最低限、各科目で基準点をクリアできる実力は必須です。
特に構造は、苦手意識を持つ人が多い科目です。でも捨ててはいけません。最低限の点数を確保する戦略が必要なんです。
2-4. 直前期に模試の結果に一喜一憂し、新しい教材に次々手を出して実力が定着しない
試験直前の6月、7月になると、各資格学校が模試を実施します。この模試の結果に振り回されてしまう受験生が本当に多いんです。
模試で良い点を取れば安心し、悪い点だと焦って勉強方法を変えてしまう。これが一番危険です。
私も6月の模試で80点台しか取れず、焦りました。それまで総合資格の教材で勉強していたのに、TACの模試の解説が気になって、そちらの教材も買ってしまったんです。
でも、学校が違えば解説の内容やニュアンスも異なります。それに振り回されて、結局どちらも中途半端になってしまいました。新しい教材に手を出すほど、今まで積み上げてきた知識が定着しなくなるんです。
直前期にやるべきことは、新しいことを始めることではありません。今までやってきた過去問を完璧に仕上げることです。弱点をつぶし、確実に取れる問題を増やしていく。地道な作業ですが、これが合格への最短ルートなんです。
模試はあくまで現在地を確認するためのツール。結果に一喜一憂せず、間違えた問題を分析して次に活かす。この姿勢が大切だと思います。
3-1. 自己採点では合格圏内でも、マークミスや転記ミスで不合格になるケース
これは本当に悲劇としか言いようがありません。私の知人で、自己採点では91点だったのに、マークミスで実際は90点。さらに合格基準点が90点から91点に上方修正されて不合格になった人がいます。
マークミス。たった1問、マークする場所を間違えただけで1年間の努力が水の泡になるんです。これほど悔しいことはありません。
マークシート試験では、問題を解く順番と、マークする順番がズレることがあります。特に法規のように時間がシビアな科目では、焦ってマークミスをしやすいと言われています。
対策としては、問題を解きながら随時マークしていくこと。1ページ分まとめてマークするのではなく、1問解いたらすぐマーク。これを徹底するだけで、ミスのリスクは大幅に減ります。
また、試験終了前に必ず見直しの時間を確保すること。問題番号とマーク番号がズレていないか、最後に確認する習慣をつけましょう。
当たり前のことですが、本番の緊張状態では当たり前ができなくなります。だからこそ、普段の過去問演習から、マークシートへの記入を練習しておく必要があるんです。
3-2. 追い込みすぎや睡眠不足で、試験直前に体調を崩すリスク(高熱・頭痛など)
試験直前、私は体調管理を完全に失敗しました。「あと1ヶ月だけ頑張れば」と思って、毎晩夜中の2時、3時まで勉強を続けたんです。
そして試験当日の朝、起きたら体がだるい。熱を測ったら38度ありました。最悪のコンディションで本試験を受けることになり、本来の実力を全く出せませんでした。
体調管理は、勉強と同じくらい重要です。いや、もしかしたらそれ以上に重要かもしれません。どれだけ勉強しても、本番で力を発揮できなければ意味がないからです。
試験直前の1〜2週間は、睡眠時間を最優先すべきです。夜遅くまで勉強するよりも、早寝早起きして朝勉強する方が効率的だと思います。
また、栄養バランスの取れた食事、適度な運動も大切です。追い込みすぎて体を壊してしまっては、元も子もありません。
試験前日は、新しいことを詰め込もうとせず、軽く復習する程度にして早めに寝る。当日の朝は余裕を持って起きて、落ち着いて試験会場に向かう。このメンタルとフィジカルのコンディション管理が、合否を分けると考えられます。
3-3. プレッシャーから法規の時間配分を誤り、見直しや後半問題に手が回らなくなる
法規は一級建築士試験で最も時間配分がシビアな科目です。試験時間は2時間45分、問題数は30問。1問あたり5〜6分しかありません。
しかも法規は法令集を引きながら解く必要があります。法令集を引くのに慣れていないと、1問に10分以上かかってしまうこともあるんです。
私も本試験で、前半の問題に時間をかけすぎて、後半の問題を急いで解くことになりました。見直しの時間もほとんど取れず、結果的にケアレスミスが残ってしまいました。
法規の時間配分は、練習段階から意識して訓練する必要があります。1問あたりの目標時間を決めて、ストップウォッチで測りながら過去問を解く。この習慣をつけることで、本番でも冷静に時間管理ができるようになります。
ある合格者は、法規の過去問を解く際、1問ごとに秒単位で時間を記録していたそうです。「この問題は3分で解けた」「この問題は7分かかった」と把握することで、自分の解答速度が分かるようになったと言っていました。
また、法令集の引き方も重要です。よく引く条文にはインデックスを貼ったり、マーカーを引いたりして、素早く該当箇所を見つけられるようにしておく。この準備が、時間短縮につながるんです。
4-1. 「学科高得点だから大丈夫」という油断が、製図の作図量不足・演習不足につながる
学科試験で高得点を取ると、どうしても油断してしまいます。「学科で110点も取ったんだから、製図もいけるだろう」という気持ちになるんです。
でも、学科と製図は全く別の試験です。学科は知識を問う試験、製図は技術を問う試験。いくら知識があっても、図面を描く練習をしていなければ合格できません。
製図試験で求められるのは、限られた時間内に正確な図面を描き上げる技術です。これは練習量がものを言います。何枚も何枚も図面を描いて、体に染み込ませる必要があるんです。
学科高得点で製図に落ちた人を何人も見てきました。学科の勉強が順調だったために、製図の準備を軽視してしまったケースが多いと考えられます。
学科と製図は別物だという認識を持つこと。学科が終わってから製図の勉強を始めるのでは遅いんです。学科の勉強と並行して、少しずつ製図の感覚を掴んでおくことが重要だと思います。
4-2. エスキス(プランニング)に時間をかけすぎて、作図やチェックにしわ寄せが出る「時間配分ミス」
製図試験の大きな壁がエスキス(プランニング)です。与えられた課題に対して、建物の配置や間取りを計画する作業ですが、これに時間をかけすぎて作図が間に合わなくなる人が続出します。
製図試験は約6時間半の長丁場ですが、実際には時間が全く足りません。エスキスに2〜3時間、作図に3〜4時間、記述とチェックに1時間程度が標準的な配分と言われています。
でも、エスキスで迷ってしまうと、あっという間に3時間、4時間と過ぎてしまうんです。そうすると作図を急いで描くことになり、ミスが増えます。最後のチェック時間も取れず、致命的なミスに気づかないまま提出してしまう。
製図試験の合格者に共通するのは、徹底した時間管理です。各工程の目標時間を決めて、時計を見ながら進める。エスキスで時間を使いすぎたら、潔く切り上げて作図に移る判断力が必要なんです。
私の知人は、時間管理表をiPadのNumbersアプリで作成し、毎回の練習で時間を記録していたそうです。自分の作業速度を把握することで、本番でも焦らず対応できたと言っていました。
4-3. 記述を後回しにして時間切れとなり、「図面は描けても内容が薄い」答案になる
製図試験では、図面だけでなく記述も評価対象です。計画の主旨や環境配慮など、文章で説明する問題があるんです。
この記述を軽視する人が多いんですが、それは危険です。図面がどれだけ綺麗に描けていても、記述が空欄だったり内容が薄かったりすると、減点対象になると考えられています。
記述は後回しにしがちですが、時間切れで適当に書いてしまうと、評価されません。計画意図が伝わらない記述は、採点者に「この受験生は理解していない」と判断される可能性があるんです。
記述のコツは、テンプレートを作っておくことです。「環境配慮については…」「防災計画については…」といった定型文を準備しておけば、本番でもスムーズに書けます。
また、記述は作図の途中で少しずつ書き進めることも有効です。エスキスが固まった時点で記述の骨子を書いておき、作図しながら補足していく。こうすることで、最後に慌てることがなくなります。
5-1. 独学での限界を感じたら、オンライン講座や資格学校への切り替えを検討する基準
独学での勉強には限界があります。私も最初は独学で頑張っていましたが、どこかの段階で「これは無理だ」と感じる瞬間が来ました。
独学から資格学校やオンライン講座に切り替えるべきタイミングは、以下のような場合だと思います。
・勉強方法が合っているのか不安
・モチベーションが続かない
・過去問を解いても点数が伸びない
・製図の描き方が分からない
特に製図試験は、独学だと非常に厳しいと言われています。図面の描き方、エスキスの進め方など、誰かに教えてもらわないと分からない部分が多いからです。
オンライン講座なら、スタディングのように10万円以下で学科・製図の両方を学べるサービスもあります。資格学校に通うと50万円以上かかることを考えると、かなりコストパフォーマンスが高いと思います。
独学か資格学校か。どちらが正解というわけではありません。自分の状況に合わせて、柔軟に選択することが大切だと感じています。
5-2. 自分専用の「ミスリスト」を作成し、同じ誤りを繰り返さない仕組みを作る
合格者に共通するのが、「ミスリスト」を作って管理していることです。これは本当に効果的でした。
過去問や模試で間違えた問題、ケアレスミスした問題をノートやスマホのメモアプリに記録していくんです。そして定期的に見返す。これだけで、同じミスを繰り返す確率が大幅に減ります。
私の場合、スマホのTODOアプリにミスリストを作りました。通勤中にサッと見返せるので、スキマ時間の活用にもなりました。
ミスには「致命的なミス」と「ケアレスミス」があります。致命的なミスは絶対に避けなければなりませんが、ケアレスミスも積み重なると大きな減点になります。
特に製図試験では、ミスリストが威力を発揮します。「法規のこの条文を見落とした」「断面図のこの線を描き忘れた」といったミスを記録しておくことで、本番でのチェックリストとして使えるんです。
5-3. 法規は1問あたりの目標時間を決めて演習し、スピードと正確性を同時に鍛える
法規で満点を狙うことは可能だと言われています。実際、合格者の中には法規で満点近い点数を取っている人が何人もいます。
そのためには、スピードと正確性の両立が必須です。そして、それを実現するのが「1問あたりの目標時間」を決めた演習です。
例えば、1問を5分以内に解くと決めて、ストップウォッチで測りながら過去問を解く。最初は時間オーバーしても構いません。何度も繰り返すうちに、自然とスピードが上がってきます。
法令集を素早く引くコツも重要です。よく使う条文にはマーカーやインデックスを付けて、開きたいページをすぐに開けるようにしておく。この準備が、本番での時間短縮に直結します。
ある合格者は、法規の過去問を何度も解くうちに、最終的には試験時間が30分余るようになったそうです。見直しも余裕を持ってでき、本番では高得点を取れたと話していました。
5-4. 合計1,000〜1,500時間(学科+製図)規模の学習を見据えた「マスタースケジュール」を再構築する
一級建築士試験は、学科と製図を合わせて1,000〜1,500時間の学習が必要と言われています。これは膨大な時間です。
この学習時間を確保するためには、長期的な視点での「マスタースケジュール」が必要不可欠です。ゴールから逆算して、月ごと、週ごとの学習計画を立てる。そして定期的に進捗を確認し、遅れている場合は軌道修正する。
私の知人は、iPadのNumbersアプリでマスタースケジュールを作成し、毎日の勉強時間を記録していました。累計時間が可視化されることで、モチベーションの維持にもつながったそうです。
重要なのは、計画を立てて終わりではなく、定期的に見直して修正することです。最初に立てた計画通りに進むことは、ほぼありません。予定外の仕事が入ったり、体調を崩したり、必ず遅れが出ます。
その遅れをどう取り戻すか。週末に追加で勉強時間を確保するのか、スキマ時間を増やすのか。柔軟に対応することが、長期戦を乗り切る秘訣だと思います。
6-1. 失敗を「正しい努力」へ軌道修正する材料と捉え、原因分析に時間をかける
不合格になった時、ショックでしばらく何も手につきませんでした。でも、合格者と不合格者の違いは、その失敗をどう捉えるかにあると気づいたんです。
失敗を「終わり」ではなく、「正しい努力へ軌道修正する材料」と捉える。この考え方が、リベンジ合格につながります。
不合格になったら、まず原因分析に時間をかけることが重要です。どの科目が弱かったのか、どんな問題で間違えたのか、勉強方法に問題はなかったか。冷静に振り返ることで、次に何をすべきかが見えてきます。
私の知人は、1年目に製図試験で不合格になりました。でも、その失敗を徹底的に分析し、自分の弱点を洗い出したんです。そして2年目は、その弱点を克服することに集中した結果、見事合格しました。
失敗は、成功へのプロセスの一部です。諦めずに、正しい方向に努力を積み重ねれば、必ず結果はついてくると信じています。
6-2. 通勤・休憩などのスキマ時間を徹底活用し、毎日の勉強をルーティーン化する
合格者に共通するのが、スキマ時間の徹底活用です。「まとまった時間が取れないから勉強できない」という言い訳をしないんです。
通勤の電車で15分、昼休みに20分、寝る前に30分。こうした細切れの時間でも、積み重ねれば1日1〜2時間は確保できます。
私は通勤時間に1問1答アプリを使っていました。駅から会社まで歩く20分間は、YouTubeの過去問解説動画を音声で聞いていました。お風呂上がりのドライヤー中も、スマホで問題を解く。
こうしたスキマ時間を習慣化すると、勉強が生活の一部になります。「今日は疲れたから勉強しない」という選択肢がなくなるんです。
ルーティーン化のコツは、時間と場所を固定することです。「通勤電車では必ず1問1答をやる」「寝る前の30分は過去問を解く」と決めておくと、自然と体が動くようになります。
6-3. 資格取得後の実務を意識して、単なる暗記ではなく「考えて設計する力」を養う
一級建築士試験の勉強は、単なる資格取得のためだけではありません。資格取得後の実務で使える知識と技術を身につけるためのものです。
だからこそ、単なる暗記ではなく、「考えて設計する力」を養うことが大切だと思います。
例えば構造の問題なら、なぜこの構造形式が選ばれるのか、どういう状況で使われるのかを考える。計画の問題なら、利用者の動線や使い勝手を想像してみる。
こうした思考のプロセスを経ることで、知識が単なる暗記から「使える知識」に変わっていくんです。
合格はゴールではなく、スタートです。一級建築士として実務に携わるための基礎を、試験勉強の中でしっかり築いておく。この意識が、勉強のモチベーションにもつながると感じています。
まとめ:「一級建築士試験」の失敗は合格へのプロセス!正しいリカバリーで突破しよう
ここまで、一級建築士試験で受験生が陥る様々な失敗について書いてきました。私自身も多くの失敗を経験しましたし、周囲の受験生も同じような落とし穴にはまっていました。
でも、失敗は決して無駄ではありません。失敗から学び、軌道修正する。その繰り返しが、合格への道を作っていくんです。
重要なのは、「正しい勉強方法」を理解し、それを継続すること。過去問の反復、科目バランスの管理、時間配分の訓練、体調管理、そしてスキマ時間の活用。当たり前のことを、当たり前にやり続けることが何より大切です。
一級建築士試験は確かに難関です。でも、正しい努力を積み重ねれば、必ず突破できる試験だと信じています。これから受験される皆さん、諦めずに頑張ってください。応援しています!
